天然ガス自動車の販売について
CNG(圧縮天然ガス)自動車=高圧に圧縮(20MPa)された天然ガスを燃料として走る自動車。1回の充填での航続距離が短い為、市内循環バス、塵芥車、宅配車、など一定範囲内を走る自動車を中心に全国で約27,600台が走行しています、CNG充填所は首都圏・近畿圏・中部圏を中心に約270ヵ所展開されています。

LNG(液化天然ガス)自動車
  −162℃で冷却され液化した天然ガス(=LNG)を燃料として走る自動車です。天然ガス自動車は、ガソリン自動車・ディーゼル自動車の燃料供給系統(燃料タンク、配管など)をLNG仕様に改造した自動車ですが、航続距離・パワーはガソリン・軽油使用時と同等程度であり、静粛性はディーゼル自動車より優れています。 排気ガスも、天然ガスである為、ガソリン・軽油に比べてクリーンで環境に優しい自動車です。充填所整備に時間がかかる為、先ずは一定区間を結ぶ中長距離トラックや高速バスなどの「天然ガス自動車への改造」が最初のターゲットとなります。

 ガソリン・軽油に比べて安価なLNGの最大の輸入国である日本としては、LNGを自動車燃料として供給するシンプルな供給構造の確立が急務で、当社は2008年度中の天然ガス自動車実用化を目指して提携改造メーカーと開発に取り組んでいます。

 アメリカではすでに、テキサス交通局、OCMTA(Orange County 交通局)、LAX(ロサンゼルス国際空港)シャトルバス、などを中心に約3,000台の天然ガス自動車が走行しており、今後も増加する傾向にあります。

当社は、2010年度までに1,000台の天然ガス自動車が走行できる環境を整備することを目標に、充填所を展開していきます。

天然ガス自動車